第3章

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話しかけると秋がこっちを向いた。 返事が無いからもう一度聞いてみた。 「どうしたの?」 秋は不思議そうな顔で普通に答えてきた。 「何がですか?」 「…え?」 「え?」 考えてた返事と落ち込んでると思ってた表情があまりに違ったから思わず聞き返してしまった。 「いや、1人でココに座ってたから…」 言い方を変えて聞いてみたが表情は同じだった。 「え?もうすぐ練習ですよね…?」 そう言って秋は体育館の時計を見た。 …あれ? やっぱり反応が違う…。 部活の人たちの輪に入れないとか馴染めないとかじゃないのか?
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