第1章

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「…で、その後の「おーい!!」」 大声で叫びながら近づいてくるのが、2人目の幼なじみ、月島 陽介(つきしま ようすけ)。 「ちょ、ちょっと待って!!…30秒待って!!」 息を切らせながら壁に手をついて呼吸を整えている。 「明良、30秒たったから行こ。」 そう言って前に進むと 「ちょっ!!…酷っ…少しぐらい待ってよ!!」 全力で走ったせいか、まだ息を切らせてる。 「秋。もうちょっと待ってあげなよぉ。」 呆れながら言われる、この会話も日常の1つだ。 朝は3人でいちよう集合してるけど、陽介は毎回遅刻するため、途中で合流になる。 小学生の最初の頃は待ってあげてたけど、あまりに遅刻するため、時間に間に合わない時は置いて行くのが日常になった。 「よしッ!!もう大丈夫!行こう!」 息が整い、陽介の一言でまた学校へと向かう。
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