第1章

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学校の帰り道、明良と陽介が勉強会の話をしている。 勉強会の話と言っても、勉強会でどのお菓子を食べるかという、勉強に関係ない話だが。 お菓子の話をしてたら急に思い出したかのように、陽介が怒り出した。 「そうだ明良。今日、勉強会の話したら秋が"うるさい"って言ってきたんだぜ!!」 朝の出来事を明良にチクリ出した。 明良が困ったように話し出す。 「秋?本当?」 明良は毎回こうゆう時は、お互いの意見を聞いてくれる。 「だって声デカくて先生が見てたから…。」 俯いて話すと、明良は優しく話す。 「それでも"うるさい"って言ったら、相手が傷ついちゃうよ?」 俺は明良に言われ、何も返せなくなった。 明良に仲直りするように言われ、渋々だが陽介に謝る。
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