第1章

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[陽介side] シュンと聞こえそうなくらい、落ち込んでいる秋が前に来て 「ごめん…。」 俯きながら謝ってきた。 「良いよ!」 俺は笑いながら言うとその場が収まった。 元々怒ってもないし、傷ついてもいない。なのに何故言ったのかと言うと… こうでもしないと秋が構ってくれないからだ…。 小学生の時は普通に友達だったけど、中学くらいの恋愛を意識しだした頃から、男の秋を好きになってた。 こんな事を人に言えるはずもなく、それからもずっと友達のまま続いてる。 秋は友達としてなのか恋愛としてなのかは分からないが明良好きらしく、他の人にあまり感心が無い。 だから明良に構わないと、秋は俺の事を見てくれない。 そんな事を続けていたら、いつのまにか、こんな関係性になってた。 [陽介side end]
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