第2章

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「…明良、途中式1つ増やしてみたら?」 明良は頭に"?"を浮かべて俺を見ている。 俺は途中式を増やして1問解く。 明良は数学が得意なので途中式を頭でやって、途中から書いて問題を説明していた。明良は俺が解いた所を見て、ここまで詳しく書く必要あるの?と不思議そうな顔をしていた。 陽介が解き方が分かったのか、嬉しそうに次を解いて、明良はやっと自分のが出来ると喜んでた。 俺は明良の役に立てて嬉しかった。 明良には、迷惑かけても役に立つ事はほとんどない。 その明良に少しは役に立てたんだ! 自然に顔が緩む。
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