第1章

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私は今画面に映る、刻一刻と大きくなる、直径が30キロ以上はある小惑星を見ている。 ここに致るまで、私は何度時間を巻き戻した事だろうか。 画面に映る小惑星は、地球に衝突する28時間程前に偶然発見される。 太陽系を横切る彗星を観測する為に打ち上げられた、はやぶさ3の軌道とこの小惑星の軌道が交差しており、小惑星とはやぶさ3が激突した事で発見された。 発見された小惑星の軌道は、地球に衝突する物だと分かったが、衝突までたった24時間ちょっとの時間では、どこの国も小惑星に何らかの対処を行う事は、神に祈る事以外不可能である。 私はこの刻一刻と大きくなる小惑星を、肉眼で見たとき。 即座に時間を巻き戻す力を使い、過去に戻り人生をやり直した。 だが何度人生をやり直しても、小惑星は頭上に現れる。 そして私悟った。 小惑星が地球に衝突する運命は、変える事ができないのだと。 そして私はこの私利私欲に使っていた力で、生き残る道を探る事にする。
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