第1章

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ーー真っ白な何も無い夜の白銀。 私はこんな風景に恋する事。想うことなんか出来ない。 (なにもない、こんな殺風景。ただ寂しいだけじゃない。 。命の欠片も感じれないわ。テレビ。絵で観る雪景色ほどロマンチックなものはない。だって、実際の景色はあまりにも。あまりにも。。。) ーー窓に吹きかければ曇り。 外との気温差すら感じられる。。 私はきっと。もしかしたら、この季節が嫌いなのかもしれない。 空気が澄み渡り 綺麗に輝く夜空。星星が光る中 一番輝く月。まるで一人ぼっちのように。。あたかも私のように。。だから私はこんな静かで寂しい季節が嫌い。。 (にゃぁあ。) (なに、私を眺めているの?もしかして慰めのつもり?でもそうね。小さく小さい君でも私の側に居てくれる。もしかしたら月も、周りに散りばめられた無数の星星がに囲まれて、本当は寂しくないのかもしれないわ) ーーそう想い眺めた夜空。 すこしはこの景色に。風景に恋をする事ができたかもしれない。
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