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ドスランポスを相手にしたとしよう。俺につきっきりであればまだマシだろう。実際に倒したことはあるし…でも、現実はそうじゃない、狩りの流れは常に変わる。サテラが狙われないなんてことはまずない。サテラが狙われ俺がサポートに入る。言葉にすれば簡単だが、体力の限界がある。常にサポートに入れるわけじゃない。
まぁ、簡単に言えば経験不足な後衛は役立たず。一つの役割を2人で分担するのなら0.5対0.5となるが、この場合だと、0.725対0.25となるのだ。
「まぁ、今すぐに決める必要もないだろう。とりあえず道具とかそろえてくるから待っててくれや」
「あっ、レイっちょっとぉ」
そういって回復薬などを揃えるために席を離れた。
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「はぁ…私そんなに信用ないのかなぁ…」
レイと別れたサテラは1人で昼食を取っていた。
「確かにまだまだ新米臭はするのかもしれないけどさぁー…そろそろ大丈夫だと思うんだけどなぁ…」
未だに師であるレイから、大型の狩猟許可をもらえないことに対してブツブツと不満を漏らす。本当はレイから許可をもらわなくても自分のHR(ハンターランク)に見合った相手ならば受けることは可能である。
しかし、レイが自分より実力者であり、何より勝手なことをして嫌われたくはないので身勝手に動かないのが現状である。
「はぁ…何か役に立てることないかなぁ…例えば…〝もう1人人数が増えるとか…〝」
何か役に立ちたいという気持ちから、小さく声に出してしまう恋する乙女…
「…話は聞かせてもろたで!」
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