始まりの者たち

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「さて…反省会しようか」 「…はい…」 クエストから帰ってきた2人は酒場にいた。クエスト自体は達成したが、リオレイアに散々追い回された挙句、時間がなくなってしまい予定していた鉱石採取も出来なかった。 「まぁ…まず何で眠ってたリオレイアにペイントボールぶつけたの?」 まず、そこだ。リオレイアなどの飛龍種がいることは珍しくない。そのため、大体は気づかれないように慎重に運び出すものである。その方が確実に難易度は低いからだ。 「…匂いが付いてた方がわかりやすいと思って…」 「…はぁ…」 確かにぶつけたペイントボールの匂いがわかればモンスターの位置が把握できるため狩場において優位になる。 が、今回に限ってはそうではない。 「…眠ってたモンスターは無防備だからちょっとした刺激にも反応してしまうって言ったと思うが?」 「…はい、聞いたことあります…」 女ハンターは机にうなだれながら元気が無く返事をしていた。実は今回のようなミスは度々起こしており、これが初めてではないのだ。ガンナーなのにかなりモンスターに近づいて反撃は喰らうわ、特産キノコの採取を任せたはずなのに熟成キノコだけを集めてきて時間切れになるし、てか山程の熟成キノコなんて何匹のカンタロスを狩ったんだこいつは!! 「…なぁサテラ…頑張ってるのはわかるが確認をしっかり…な?」
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