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「わかってる…んだけどね…ごめんね、レイ」
お互いがお互いの名前を呼び合う。男ハンターの名前はレイ、女ハンターの名前はサテラというようだ。
「まぁ別に構わないけどさ、そんなんじゃ独り立ちできないぞ?」
「うっ…」
そう、サテラは父親と喧嘩した挙句、こじれにこじれて家出してきたのだ。理由はハンターになりたいという事らしい。まぁサテラのお父さんの気持ちもわからなくはない。
「ハンターの俺が言うのもアレだが、かなり危険な職業なのは間違いないぞ。いいのか続けても?」
「続けるッ!そのためにレイのとこに来たんだもんッ!」
そう、喧嘩して飛び出してきた後、こいつは俺の所に転がり込んできたのだ。その後、サテラの両親と話し合って俺がしばらく面倒を見るという事になったのだが…ご覧の通りである。
「まぁ俺は構わないけどさ、やるからにはしっかり学べよ。ハンターをやる以上何時までも見てはやれないんだからな」
「…ずっとみてもらうのも一緒に入られていいとは思うけど…」
「ん…何か言ったか?」
「何でもないよー」
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