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「願い事書いてさ、ここに埋めようぜ!」  突然言い出したのは、亮。 「なんでー?」  杏が首を傾げる。 「いいじゃん、面白そうだし。な? 健」 「うん、俺はいいよ」  健は笑顔で言った。 「よし。じゃあ大人になったら、願い事が叶ってるかここに確認しに来よう。約束な」 ――小学6年生の夏。  幼なじみの3人は、それぞれの願いを小さな色紙に託した。
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