1、いつもの日常

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   2時間後   祐&澤「ありがとうございました」 俺と澤井は入り口で言った。   「気をつけて帰りなよ」 岩村先輩が言った。   「了解です。」 澤井が答えた。   「さて、帰りますか」 俺達は帰路についた。   「んでさぁ、木村がよぅ……」 俺と澤井は朝と同じようにたわいない話をしながら帰っていた。   「あっ、俺ちょっちゲーセン寄ってくから。」 澤井が言った。   「カツあげされちゃあダメだぞ」 俺はふざけて言った。   「はいよ。んじゃな」 澤井は商店街の方に向かって行った。   「ふぅ………帰るか」 俺はそのまま帰宅した。   「ただいま~」 俺は帰宅するなり風呂場に向かった。   「ふい~、汗かいた」 俺は脱衣場に入った。すると…………   ?「~~♪」   風呂から鼻歌が聴こえた。   「……………(親父?……………なはずがねぇ…………誰っ!?)」 俺は居間に向かった。   「親父風呂場に誰か…………」 俺は最後まで言葉にする事が出来なかった。   「あら、祐一君どうしたの?」 そこには見知らぬ女性が居た。   「え?……どちら様?」   「おう、祐一帰ってたか。」 親父が部屋から出て来た   「いや、帰ってたかじゃなくて誰?」 俺は親父に聞いた。   「こちらは佐々木美枝さん、父さんの再婚相手だ。」   「ふ~ん…………………って何ぃ~!!聞いてねえぞ!!」   「今初めて言った」   「いやいや、そんなあっさり言われても」   「嫌か?」   「嫌とかじゃなくて心の準備が……」   「お前も男だろ。気にするな」   「……あぁもうわかったよ。」 俺は無理やり納得した。   「よろしくね祐一君。それから私の娘も居るんだけど」   「………娘?」 俺が呟いたとき後ろから声が聞こえた。
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