Iがある場所で(3)

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四人が再び席に付いた時、ホノカが「四人で海に行こうよ!」と言った。 リオは「水着なんて学校のしかないよ」と答えた。 「スクール水着?!」 すると、ホノカが身を乗り出して腕を伸ばした。 ヨウスケは何が起きたのか分からずにその光景を見つめていた。 リオの胸を鷲づかみして、ホノカはその大きさを確かめた。 「Gある?」 「Fかな。でもメーカーによって小さい時もあるけど」 もちろんヨウスケはリオのバストサイズを聞いた事はなかった。 テーブルの端にいた葉山は聞いているのかいないのか、残ったポテトを無言で食べていた。 「ビキニなら貸すよ!」 すっかりホノカとリオは行く気になっていた。 その場の雰囲気で、日程も来週末に決まった。 四人は店を出た。 ヨウスケとリオは図書館に向かって歩き出し、ホノカと葉山は繁華街に用があると言った。 「またね!」 ヨウスケはリオと公園の中を歩いていた。 「ホノカので合うのかな?」 リオが思い出した様に言った。 「ホノカって私よりずっと大きいけど」 ヨウスケは軽く微笑んだだけで、何も答えなかった。 「ねぇ、ヨウスケは水着あるの?」 図書館に到着するまで、リオは少し興奮気味に一人で喋り続けた。
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