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夕飯を食べた後、ヨウスケが身体を洗っているとミユキの話し声が聞こえてきた。
一瞬、誰と話しているのか気になって、耳を澄ました。
相手の声は聞こえて来ない。
「電話かな?」
もしかしたらホノカではないかと思ったが、それは外れていた。
「でも誰だろう?」
ヨウスケの心当たりは仕事場の保育士くらいしか思い当たらなかった。
「ママに好きな人…。いやいや、そんなはずはない!」
とは言え、ミユキは年齢以上に若々しく、ルックスだって悪くない。ヨウスケはそんな風に思っていた。
温めの湯に身体を浸し、時々聞こえてくるミユキの笑い声に耳を傾けた。
「いきなり再婚するって言わないよな?」
だとしても不思議はない。
何だかに心配になってきて、ヨウスケは早々と風呂を出る事にした。
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