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【カーボスター中のカルシウムイオン濃度】  上記より、カーボスター中にカルシウムイオンしか存在していないと考え上記の仮定をした場合の遊離のCa 2+(またはイオン化カルシウム=iCa)濃度は約1.17 mmol/Lと計算される(ただしカーボスターが理論値通りに調製された場合)。  ※ 実験的にマグネシウムイオンが存在しないカーボスター(ne-iMg)を調製し、その遊離カルシウムイオン濃度を測定すると1.12 mmol/Lであった。よってCa 2+ :Citrate 3-=1:2であるとした上記仮定は厳密には正しくないが、クエン酸イオンとカルシムイオン(マグネシウムイオン)の結合比はそれらの濃度比によっても変化するので、とりあえずこのまま議論を進めることにする。  ※ 仮にCa 2+ :Citrate 3-=1:1と考えると、先と同様の計算で9-4 = 5ヶとなり、それを6で割って元の濃度に戻すと5/6 ≒ 0.83 mmol/Lとなって今度は少な過ぎる結果となる。
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