通常版

21/37
前へ
/37ページ
次へ
 右半分の2ヶまたは左半分の2ヶを比較すると頂点側の酸素原子の次の炭素原子に結合している原子が水素原子(2ヶ)か酸素原子(炭素と二重結合)かの違いであることがわかる(なお配位部位は図1に倣い、可能性としては不可能ではない水酸基の方の酸素原子は無視した。また実際に、その部位で方で模型を組むと下記に示した歪みがかなり大きくなった(註7)))。 【分子模型の組立てからわかったこと】  実際に分子模型を組み立ててみると上記2例とも、カルシウム-酸素分子間にごく僅かな張力があることがわかった(模型のCa原子(灰色)から酸素原子(赤色)を繋ぐ距離0.24 nmに相当する結合棒(白色)部分の歪み)。ただし表1の関係が正しく反映された模型であれば無理のない配置であるとも考えられる。或いは【配位結合】の項では無視したが、クエン酸イオンが足を一本上げている状態の結合なのかもしれない。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加