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先生は寝てていいと言ったけど
俺はそんな気にはならなかった。
まだ、ゆうりが病気だってことを受け入れられない。
治療法がないってことは…
嗚呼ダメだ
こんなことを考えてはいけない。
俺は病院の外に出てベンチに座った。
それから幼なじみのだいきに着替えを持ってきてほしいとメールした。
血が付いた服でゆうりには会えないから。
泣いたらいけないと思っても
涙が言うことを聞いてくれるわけもなくとめどなく溢れる。
今だけならいいでしょ?
ゆうりの前では泣かないから。
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