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「りょう…?」
名前を呼ばれて顔を上げるとだいきが心配そうに俺を見てた。
「これ着替えだけど…何があった?」
「だいき…っ」
「おわっ」
俺はだいきに抱きついた。
「ゆうりっ…病気、だって…っ」
「そっか…、落ち着くまで泣いていいから」
だいきはそれだけ言ってあとは何も言わなかった。
そっとしておいてくれる。
それがだいきのいい所。
「あ、りょう着替えないとっ…ゆうりくんいつ目覚ますかわからないだろ…?」
「ほんとだ…」
「着替えてきな」
「だいきは…?」
「俺はちょっと用あるからごめんな?また来るから」
「うんっ…」
俺はだいきと別れてさっきの部屋に戻った。
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