6章

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「これより奇兵隊隊士宮城彦輔に切腹を命じる。 最後に残しておく言葉や句はあるか?」 「ここにお集まり頂き私彦輔は大変嬉しく思います。人生は51年と長く生きることが出来、夢も見ることも出来た。 最高の仲間にも会えた。 本当に誇りに思う。 そんな最高の仲間と過ごした日々は忘れねえ。 先にあの世に行って高嶺の見物でもしてまた会えるのをいつか楽しみにしてるぜ。 高杉世話になった。」 「もう言う事はないか?」 「はい。」 「ならば切腹致せ。」
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