1章

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短髪の男は私を見るなり驚いた顔をした 「異人?」 驚いた声に不安は益々深くなった。 日本人です 「晋作ここ正一郎の家。それにこの子に怪我させたのも晋作」 「俺は悪くねーだろ」 「手当てしますので見せてねお嬢さん」 「あ、はい!!」 慌てて差し出した 「たいしたことないよ。血はまだでるけど直ぐに治ります」 血を拭き取られ酒で消毒され優しい手つきで包帯を巻かれた。 視線を感じ頭をあげると 「お前は何者なんだ? 返答によっては斬る」
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