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ザアーザアー
暑いなー。
喉カラカラだよ。確か昨日変な脇道を通って転んだんだ私。
頭痛いなー。
と考えながら海とは反対の方に振り返った瞬間唖然とした。
「ここどこ……!!!?」
この暑さだけでも混乱ものだというのに、うちの目に映ったのは……現代では滅多に見かけなくなった木造の古風の民家。
それは教科書によくでてくるものだった。
「……あはは。ありえないよ。」
乾いた笑い声と引きつる口からでてきた。
混乱が更に混乱を呼ぶ。
「…………(´・ω・`)映画の撮影じゃね!?」
映画やドラマを撮る為に立ち並んだ古風の家をって思いたい。
でも生まれも育ちもこの街。
これは夢。夢であって欲しい。
と思いながら自分の頬をつねってみた。
……痛いんだけど。
いや、つねっただけならまだ夢かも。
思いっきり海にダイブしてみた。
…………………。。(〃_ _)σ∥
「現実」
砂浜へ戻って座り込んだ時
視線を感じた。
松の木にもたれて座っているひとと目があった。
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