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。。。。。
晴斗と優斗は同じ中学校に通ってはいたが、学校ではそれぞれ別の友達と過ごすことが多かった。
一緒に帰りはするが。
晴斗は明るくてお調子者なので、周りにはいつも人が集まっていた。
一方優斗は、比較的大人しめのグループに所属していた。
優斗はそのことに不満はなかった。
自分は友達とワイワイすることは苦手だし、晴斗に嫉妬することもなかった。
少し、少しばかり晴斗を取られたような気がして面白くなかったが、でも自分は学校以外は一緒にいるから。
そう思う。
自分はブラコンなのだろう。
優斗は諦めるように感じていた。
幼い頃からずっと一緒にいる兄だ。そうもなる。
双子だからか、兄には普通の兄弟以上の特別感があるのだ。
兄は優しくて、決して自分を傷つけたりしない。
そんな優しい兄が人気者。悪い気はしなかった。
「ごめん優斗。今日補習があんだ。一緒に帰れねーわ!」
パンッと顔の前で手を叩く晴斗に、優斗はぱちくりと目を開けた。
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