プロローグ

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お日様がさんさんと輝く青空。 赤いひなげしが、一面に咲いていた。 「すっげー!あっけー!」 「ホントーだ!あっかー!」 小さい2人の男の子が、手を繋いで走り回る。 同じ身長、同じ服、そして、同じ顔。 2人は双子のようだ。 「優斗、ここは俺達の場所だな!」 「そうだね兄ちゃん!」 にしし、と、兄弟は笑い合う。 「なんか名前つけよーぜ!『晴斗と優斗の伝説の場所』とか!」 「かっけー兄ちゃん!」 「だろー!」 兄の晴斗、そして弟の優斗。 2人は笑い合う。 2人は誰よりも、幸せそうだった。 。。。。。
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