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「女子たちの間ではそういう苛めみたいなのがあるとは聞いてたが、お前バレたんじゃないか?
で、入江さんに嫉妬したやつがそういうことしたとしか考えられないけど?」
「言ってくれれば良かったのに......」
「心配掛けたくなかったんじゃないのか?
本気ならお前が守ってやらないとな。
敢えて公表するとか?」
「それはしない。
バレたらバレたでそのままで良いと思ってるし、その時は全力で守るさ。
昼も一緒にいられるからな」
「まぁやり過ぎも良くないけどさ」
「考えてみるよ。
で、悪いんだけど彼女送ってくれないか?
社用車でいいから。
今日はゆっくりさせた方がいいと思うんだよ」
「了解。
裏から出るようにする。他の荷物どうする?」
「次に仕事に来たときで良いんじゃないか?財布もこの鞄のなかだろうし」
しばらくして、先生に呼ばれ中にはいる。
今日は帰宅しなさいと上司らしく言い、長谷川に後を任せる。
俯いて何も言ってくれないのが寂しかったりもするけど。
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