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目が覚めるとそこは見知らぬ部屋だった。彼女の部屋だろうか?
「いってー。」
僕は重たい体を起こしてリビングに出るとそこにはポチが座っていた。
「よしよし。お座り!」
さっとお座りのポーズをとると尻尾を振っていた。
僕はしゃがんでポチをなでた。
次はお手かな?
「ごめんなさい。」
後ろから急に声が聞こえたので振り返ると体勢を崩して倒れてしまった。
僕の顔にはポチの手が置いてあった。
「まだお手は言ってないぞ。」
僕は立ち上がった。
目の前にいたのは銀髪の女の子だった。
年はユリスよりは2.3個上だろうか?
僕はあの場所で剣術の練習をしていたことを説明した。
「僕の方こそすみません。紛らわしいことして。」
「私の方こそすまない。明日大会なのに…。」
どうやら話をしていくと盗まれたのは本当であの場所の近くには犯人がいたらしい。
僕が気絶した後、発見したらしい。
「大丈夫だったんですか?」
「ああポチが倒していたみたいだ。」
ポチお前凄いなと思いながら頭をなでた。
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