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「へー。」
全然知らなかった。
そういえばといいながら店主はゴミ箱からガラス玉をとった。
「ほれこれもわってみな。これが今の魔法が封じられておる。」
「お金ないですよ」
「気にせんでいい。タダじゃい。というか町の入口で配ってなかったか?この時期は大抵あるんじゃがな。金出して買うバカがいるとは思わんかった。」
そういえば町の入口で何か配ってたな。
ユリスの全力疾走について行くのに精一杯で全然みていなった。
僕はガラス玉を手に取り握りつぶした。
「これで使えるんですか?」
「ああというかそろそろ立てるんじゃないか。」
僕はゆっくり起き上がり服を叩いた。
そして、右手に剣をイメージすると簡単に出てきた。
「うおっ。なんか出た。」
「以上説明終わり」
凄いなー都会。というかちょっと待てよ。最初のは何だったんだ。
「あのー最初のやつは何だったんですか?」
店主はズバッといった。
「わからん」
「でも何かの魔法が使えるようになってるわけですよね。」
「そうじゃの。ただイメージできんとつかえるもんもつかえわな。ハハハ。」
そんな商品仕入れるなよと思った。
「これで戦って勝てば優勝ですか?」
「まあそうじゃの。優勝?ハハハ。もし優勝したらわしがスポンサーになってやるわい。ほら店そろそろしめるからでってくれ。」
「ありがとうございました。」
「まあ気にするな。だがまあお主は何か持っているのかもしれんな。からかうつもりで渡したあのガラス玉を割ってしまったからの。」
からかうつもりだったのかと思いながらももう一度一応お礼を言いホテルへ帰った。
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