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原付と呼ばれるやつの正式名称
【原動機付き自動車】
げんどうきつきじどうしゃ
日本の法規における車両区分のひとつで
道路交通法では50cc以下
(電動機の場合は定格出力0.6kW以下)
道路運送車両法では125cc以下
(電動機の場合は定格出力1.0kW以下)の
原動機を備えた二輪車が該当し
法規上の条件を満たせば
三輪、あるいは四輪のものも
この区分に該当する場合がある
省略して原付(げんつき)と
呼ばれることも多い
原動機付自転車の起源は
自転車に小型のガソリンエンジンを付けた
モペッドと呼ばれる乗り物であった
現在の原動機付自転車は
オートバイの一種としての認識が広く浸透し
一般には運転免許の区分ともなっている
50cc以下のものを指す場合が多い
自転車の俗称であるチャリンコと
組み合わせた「原動機付チャリンコ」を
略して「原チャリ」「原チャ」
といった俗称も広く用いられる
報道ではミニバイクと呼ばれることが多い
エンジンは2サイクルエンジンが
主流であったが
1998年9月から原付も
自動車排出ガス規制の適用を受け
さらに2007年9月からは
この規制が強化されると
排出ガスの対策に費用がかかる
2サイクルエンジンに代わり
4サイクルエンジンに
燃料噴射装置や三元触媒を搭載する
車種が主流となった
かつては業界の取り決めによって
エンジンの最高出力の
上限7.2ps(約5.3kW)
とする馬力規制も行われていたが
2007年7月に撤廃された
オートバイ全体の
年間販売総数(約40万台)のうち
およそ8割以上
(第一種原動機付自転車が約25万台
第二種原動機付自転車を含めれば
約34万台に上る)が
原動機付自転車のみで占められている
2001年度の交通白書によると
二輪車全体における
交通事故の割合において
第一種原動機付自転車が
過半数を占めることが報告されている
その後も
その他の二輪車より
わずかに下回ったものの
ほぼ半数を占めるとされる
自動車保険(任意保険)において
自動車の契約に付随した
ファミリーバイク特約を付帯する場合
原動機付自転車は125cc以下と
されているため
原付一種、原付二種ともに
補償の範囲に入る
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