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カラオケの正式名称
【空オーケストラ】
カラオケのカラは「空」
オケは「オーケストラ」の略で
楽団・楽隊による生演奏ではなく
レコードやテープで代用することを指し
放送業界で用いられている
一説にはNHK交響楽団員らの
雑談から出た言葉という
録音機材が発達する前は
放送は基本的に生放送で行われていたが
次第に録音素材が用いられるようになり
費用が掛るオーケストラを準備させずとも
予め録音した「カラオケ」に
歌手の唄を重ねることが
技術的に可能になると
番組制作経費の削減目的で普及した
1970年以前には
日本では既にハードウェアとしては
マイク入力つきの
8トラック式小型ジュークボックスが
またソフトウェアとしては
伴奏用ミュージックテープが販売され
これらを使って
歌を歌わせる店が出現していた
初期の8トラック式小型
ジュークボックス装置としては
1967年に発売された根岸重一による
国際商品のミュージックボックスや
1968年に発売された浜崎厳による
ミニジューク等がある
バンドマン出身の井上大佑は
カラオケ関連サービスと専用装置を
1971年に発明したと主張している
井上は8トラック再生機に
予め用意された調やテンポから
選択して再生
歌唱できるテープを添付し
「8 Juke(エイトジューク)」と
名づけてリース販売したことで
人気を博した
初期にはコイン式の有料再生装置で
テープ1本当り4曲10本セットの計40曲で
料金は5分で100円でスナック等に設置された
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