八重歯公園

2/5
前へ
/51ページ
次へ
八重歯公園は、都会では珍しい、昔風の公園だった。壊れかかったフェンス。 物といったら、大きな『ドカン』しか、なかった。 「お~い!小沢!早くしろよ~」 (あ…大峰じゃん!) 和也は、大峰の所へ走っていった。 「ごめん…遅れたっ!」 「いいよ、いいよ。え~とねぇ、こいつは、久山 恭介(くやま きょうすけ)!で、こいつは、拓屋 兵衛(たくや ひょうえい)!いうまでもないが、俺は、大峰 隼夫(おおみね はやお)様だぁ!」 「よろしくっ!」 なんか、愉快な仲間になりそうだ。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加