2,自分らしくあるために…

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自室に着くと鞄を置きコートをハンガーに掛け、今日買い取った衣装を脱ぎ部屋着に着替えベッドに横になると仰向けになり天井を見つめ 來騾(らいら)「……仲間…か。」 静かな部屋の中で來騾(らいら)はポツリと呟くと声だけが響き眼鏡を置くと目を閉じ、いつの間にか寝てしまい 來騾(らいら)「…?!寝てた?!」 数分後寒さに目が覚め飛び起きるとスマホを見ると時間は20時を表していてベッドから起きると1階に走りながら向かい降り 來騾(らいら)「夕飯…!」 バタバタと降りてきた音にゆっくりしていたのか皆がその音の方に視線をやり 優羽(ゆう)「ふふっ、來騾(らいら)さん大丈夫ですよ…ありますから。おはようございます…」 縷夜(るや)「おはようございます。あと…危ないのでゆっくり、降りてきて下さい…」 道旭(みちあき)「おー、起きたか…おはよう。」 怜斗(れいと)「……おはようございます。」 皆の言葉に一瞬驚くもすぐ無表情になり 來騾(らいら)「おはよう…悪いな、うるさくして。」 夕飯の乗ったお盆を取ると皆と離れているが窓際に座ると脚を組み食べ始め 優羽(ゆう)「窓際が、來騾(らいら)さんは好きなんだ。気にしないで…って、どうしたの?怜斗(れいと)くん?」 怜斗(れいと)に優羽(ゆう)が話していると驚いたように見ているのに気づき首を傾げながら怜斗(れいと)の顔の前で手を振り言い 怜斗(れいと)「あっ…いえ、初めてあの…モデルシンガーの麗(らい)さん、來騾(らいら)と会えたんで…しかも、來騾(らいら)さん犬なんですね…」 自分は猫なので鏡とかで見たことあり道旭(みちあき)の姿もしっくりきていて気づかなかったが、來騾(らいら)の耳と尻尾を見つめながら言っていて 優羽(ゆう)「そうなんだ…僕も、今日は猫だからね…」 苦笑いしながら言っていると來騾(らいら)はもう食べ終わったのか立ち上がるとお盆を持ちカウンターに向かい
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