2,自分らしくあるために…

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來騾(らいら)「優羽(ゆう)、ごちそうさま…」 美味しかったのか來騾(らいら)は無表情だが尻尾が嬉しそうに揺れていて優羽(ゆう)はわかりやすくて可愛いなぁと思いながらにこっと微笑み 優羽(ゆう)「うん、よかった…もう、2階に行くの?」 來騾(らいら)「あぁ…何か用があるのか?」 優羽(ゆう)の言葉に自分が使ったお皿を洗いながら疑問に思い尋ねるも、優羽(ゆう)は首を振りながら 優羽(ゆう)「ううん、ただ自己紹介まだだから…」 來騾(らいら)「あー、わかった…」 洗い終わり水道を止めタオルを持つと手を拭きながら言い、優羽(ゆう)の隣の椅子に座り 來騾(らいら)「…どう、自己紹介するんだ?オレのことはわかってるだろコイツ。」 怜斗(れいと)「…口調が、違う。」 テレビで見ていた口調と違い混乱していて呟くように言っていると、その様子に優羽(ゆう)が口を開き 優羽(ゆう)「まぁ、テレビですからね…敬語使わないといけないから、~ッスなんですよ…本当は、このしゃべり方が來騾(らいら)なんですよね。その他にも、色々あって~…」 來騾(らいら)「…それより、ボクは怜斗(れいと)くんのこと知りたいな…」 優羽(ゆう)の話しを聞いていたが言っている途中、來騾(らいら)がテーブルに肘をつき手の上に顔をあて妖艶に微笑みながら言い 優羽(ゆう)「…來騾(らいら)が、興味を持った…」 來騾(らいら)「うっせぇな、ファンって聞いて嬉しいんだよ。」 表情は無表情だが内心嬉しいのか耳が恥ずかしさで垂れながら言い 怜斗(れいと)「ぅあ…えっ、ありがとうございます。オレの、名前は藤丸 怜斗(ふじまる れいと)って…言います。今は、大学生ですが…もうすぐ卒業で……」
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