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來騾(らいら)が目を覚まし口を開くと優羽(ゆう)は來騾(らいら)を抱きしめ
優羽(らいら)「よかったぁ…心配したんだよ、怜斗(れいと)くんも心配で一緒に…」
來騾(らいら)「なん…で。」
來騾(らいら)の言葉に黙っていた怜斗(れいと)が口を開き
怜斗(れいと)「どうしてって…家族なん、ですから…心配するのは、当たり前です。」
怜斗(れいと)の言葉に來騾(らいら)は涙目になると涙を流し優羽(ゆう)と怜斗(れいと)に抱きつき
來騾(らいら)「ありがと…助けに、来てくれて。」
優羽(ゆう)「じゃあ、そうと決まれば…長居は無用。帰ろ?ボク達の家へ。」
そう言うと、來騾(らいら)は気絶させられた後のため一瞬は動けたがその後動けず優羽(ゆう)より背が高い怜斗(れいと)が來騾(らいら)をおんぶして部屋を後にし
~夕方~
來騾(らいら)「お騒がせしました…」
夕方頃になると落ち着き動けるようになり、皆で1階に集まり皆の前で深くお辞儀をしながら來騾(らいら)言い
道旭(みちあき)「……まぁ、皆が無事なんだからいいんじゃないか?」
縷夜(るや)「置いてった…」
優羽(ゆう)「縷夜(るや)、だから悪かったって!仕方ないでしょ、バイクの免許取るのに邪魔できないじゃない…」
縷夜(るや)は、優羽(ゆう)にもっと遠くへ行けるようにとバイクの免許取りに行っていたため知らなくふてくされていて
來騾(らいら)/怜斗(れいと)「あはは…」
來騾(らいら)「でも、2人ともありがと…助けにきてくれて。気絶させられたから、抵抗できなくて…来てくれた時、嬉しかったよ。」
嬉しそうに微笑みながら言い、あまり人前で笑わない來騾(らいら)の様子に優羽(ゆう)はふふっ…と、笑い
優羽(ゆう)「來騾(らいら)、何か吹っ切れたみたいでよかったね。これからは、怜斗(れいと)くんともやっていけそうだね。」
來騾(らいら)はその言葉に驚くも、にこっと満面の笑みを浮かべながら
來騾(らいら)「うん、そうだな!改めて、皆宜しくな!」
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