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「あぁ~、やっと今日も1日が終わるぅ」
寝間着に着替えベッドへとダイブする
ボフッという音と共に体を優しく包んでくれる布団に安心する
仰向けになりとボロアパートの天井が目に入る
「はぁ…これから先も代わり映えしない毎日は一生続くんだろうなぁ」
抱き枕を両腕で抱え込みながら呟く
何か人生がパッと華やかになる転機でも訪れないか…そんなことを考えていたら段々と思考は鈍り眠りに落ちていった
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ふと気づくと瞼を閉じていても感じる光
ベッドの直ぐ横には窓がありカーテンをしていても朝日は頼んでもいないのに目覚まし代わりになるぐらい眩しい光を注いでくる
あぁ、もう朝か…まだ開く事が辛い瞼を閉じたまま習慣になっている窓のカーテンを開けた
つもりだった
「キャァーーッ」
目の前から突如として聞こえる女の悲鳴に一瞬で脳内が覚醒する
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