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開いた視界に飛び込んできたのは覚醒した思考が停止してしまいそうな程の美人
そして少し視界を下げれば柔らかそうな色白で均整の取れた…胸
カーテンと思って引っ張ったのは女性の服の胸元だったらしい
「は?」
思わず凝視していると頬にとてつもない衝撃を喰らい俺は宙を舞った
同時に意識も飛んだ
――――――
「誠に申し訳ありませんでした」
鬼の形相で睨みつけてくる美人の前で俺ができることといえば
教科書があれば資料として掲載されるぐらいに綺麗な土下座
「…………」
それに対して無言の重圧
俺はただひたすらに床へと頭を擦り付けることしかできずに黙って反応を待つ
いつもと変わらない朝を迎えるはずが何故こんなことに…
そこで気付いた、いや、何故気づかなかったのか
「あなたは何故俺の部屋に?」
顔を上げ女性を見ようとすると室内にも関わらずサンダルの様な履物を履いた足が視界に入る
うむ、健康的な脹脛、やっぱり生足が一番だな
思わず舐め回すように眺めていると「はぁ」と溜息をつかれた
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