第二章~ゆうゆう~

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第二章~ゆうゆう~

声には出せぬ ここでは出せぬ 秘めた想いこそ  胸に抱いて持っていこう 貴女を想うからこそ 貴女に本心 告げられぬ 鹿よ…鹿よ…… 我の代わりに泣いてくれ 紅葉をしとねに眠る鹿よ 誰も来ぬ奥山で 我の代わりに泣いてくれ 貴女を想い 恋い焦がれる 愚かな男がいたことを 鹿よ…鹿よ…… 彼の地で神の使いと言われる鹿よ… 奥山の紅葉がちりばめた 紅葉の錦を踏みしめたとき この声届けられるなら 心から 愛している…… と伝えてほしい 我の胸に抱き秘めし想いを ゆうゆうと…… image=497513312.jpg
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