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「き、気色悪~。」
男が俺の腹を汚物でもみるかのような顔をする。俺自体も正直気持ち悪い。だが俺のEX〇LE化は腹筋だけではなかった。腹の周りからうねうねは広がっていき。胸、腕、足、指とだんだん全身すべてがアー〇ルド・シュワルツ〇ッガーとなっていく。ターミネーターの一体くらい倒せそうになった俺は体の自由を蝕んでいた縄をぶちぶちと引きちぎりオールバックの男に蹴りをいれ壁へと吹き飛ばす。
「おえぇ。あぁぁ。」
俺の蹴りは予想以上に威力が強かったらしく男は口が何度も吐血する。
(ほんとに化け物だ。やっぱり俺が5人殺した。)
男のほうを見てみると。気を失っているのか動かなくなってしまった。
「おい、大丈夫か。すまない。そこまでするつもりは・・。ん!?」
男を抱きかかえてみると蹴りをいれた腹がぺしゃんこにつぶれている。もちろん男は気絶しているわけではなく死んでいる。
「と、とりあえずここからでなきゃ。」
自分が犯した罪から逃げるように俺は監禁部屋から飛び出した。
部屋は長いろうかの奥に位置していて俺がいた部屋以外には部屋は一つはないみたいだ。廊下を走り抜けると。階段がひとつだけあった。階段をのぼりきりドアをあけてみると明らかにヤ〇ザと思われるグラサンが6人いた。2人はソファーに座り残りの4人はその2人を守るように囲んで仁王立ちしている。
「なんじゃお前!どやってここまできた!」
茶髪の若いグラサンが怒鳴り声をあげ俺をにらむ。
「うっるぅさい!」
茶髪に対抗するように俺も大声だす。
バァアアアアン!!!!
茶髪が空へと飛んでいく。それに続くように残りの5人もソファーとともに空へと吹っ飛んでいく。
俺の目の前はチリとかし、ヤ〇ザ事務所であったであろう建物の一階には大きな穴があき、それにつられ建物全体にヒビがはいっていく。
「やば、崩れる。」
俺はそう思いヤ〇ザ事務所から逃げ出した。
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