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さっそく俺は店を探して予約をしようと思うが、さっき財布を盗まれたことによって全財産の半分が消えてしまった。予約はできても料金を払えるだろうか。だが予約をしないと丸ハゲにされてしまう。でも予約して金が払えないとなると毛どころではすまなくなってしまう。
「日雇いのバイトでも探すか。」
とため息をついて歩き出そうとした俺の目に一つのチラシがうつる。
バイト大募集
・日給10000円
・内容 頼まれた荷物を運ぶだけ
・資格 体力と根性に自信のある方なら誰でも大歓迎!!
・電話番号 090-***-***
「いかにも怪しそうだが、背に腹はかえられん。」
そして俺は電話をかけてしまった。
「もしもし。あのバイトのチラシを見てお電話したんですけど。」
そこから俺はすぐに仕事を頼みたいといわれ呼び出された。
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「えーと、それで君に頼みたいのはこれなんだがね。」
少し小太りのグラサンのオジサンに俺は小麦粉が入った紙袋をわたされた。
「これを******に届けてほしいんだよ。中身はただの小麦粉だから安心してね。もしかしたら途中邪魔をしてくる人たちがいたら頑張って走ってね。体力と根性はあるんでしょ。」
テッテレー?
聖也は小麦粉という名の魔法の粉を運ぶクエストを受注した。
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