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一度深呼吸をしてあたりを見渡す。一面血で真っ赤に染まっている。自分の体を見つめてみる。頭から足のさきまでどす黒い赤に包まれている。
「みんな死んだのかな・・・・。」
真っ赤にそまって自分の手のひらを見つめる。
(俺がやったのか?いや、ただ願っただけ、それだけ・・・。罪悪感なんで感じることはない。あいつらは俺を殺そうそしてたんだから・・・。それにまだ俺が殺したって決まったわけじゃない。もしかしたガス爆発とかプラズマとか。)
「キャァアーーーーー!!!!」
俺が叫び声のほうへ向くと金髪でロングヘアーの女性が腰を抜かしてたおれている。そして俺の顔を見て。
「ひ、ひとごろ、し。」
「ち、違うっ!これは俺が襲われそうになって。」
「いやぁあああ!」
女は泣き叫びながらスマホをとりだして俺から逃げるように走り出す。
「早く警察呼ばなきゃ。早くはひゃくはや早く。」
「待って!俺がやったんじゃない!待て!」
俺が女に叫びかけると パァアアン!
「あ。」
ビチャァと女の血があたりに飛び散る。
「え、あれ?俺がやったの?え?」
5人殺した。アフロの仲間たちはまだいい。でもこの女性はちがう。
ただ俺から逃げようとしただけ。何も悪くない。でも死んでしまった。いや俺が殺してしまった。なにをしたのかはわからない。でも俺が殺した。俺が・・・。
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