ジャック・ザ・リッパーの後継者 後篇

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俺たちは犯人の元へと辿り着いた。 「おいここって…」 「ああ、五十嵐の元仕事場だ。」 「てことは五十嵐犯人なのか!?」 「なわけないだろ、行くぞ。」 新島がボケをかましながら俺もノリでツッコミを入れてしまった こんなときに。まったく。 俺たちは五十嵐の仕事場に入っていった。 以前の入った建物とまるで違う、まさに不気味な雰囲気がただよう建物へと化していた。 「遂に化けの皮を剥いだか。」 「この雰囲気…五十嵐家と似てるな。」 新島はあの雰囲気をまだ忘れてはいなかったようだ。 俺は忘れたい。 そのぐらいの出来事だったからな。 「じゃあドアぶち破るぞ。」 「おう、行くぞ」 「せーの」 「せーの。」 2人は思いっきりドアをぶち破った。 すると中は一週間そのままのように汚く、そして腐臭がただよっていた。 「なんだこれは!」 「どうやらあいつ五十嵐殺した直後にここに来やがったな。」 「だからこんなにも腐臭が…くっ!」 「そうみたいだ、えーとえーと。」 俺は最後の探し物をしていた。 「な、なにしているんだ?」 「桜庭…違う。えーと五十嵐志木、でその下が…見つけた。」 「なにをだ?」 「ここなんて書いてある?」 「ん?とお、遠山!? 第二の被害者もここにいたのか?」 「ということは?」 「3人はここで繋がっていたのか…!」 「そういうこと。そしてこの場所は被害者の巣窟だってことさ、なぁ四島社長!」
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