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俺たちは事件現場へとやってきた。
「ここが事件現場か。」
「公園なのか現場は?」
「そうみたいだ、入るぞ」
俺は新島を引き連れ、現場へと入っていった。
入るとそこには捜査一課の連中が出る途中だった。
見つけたとき俺は下を向きながら歩いていたがそれも効かなかった。
俺たちを発見すると真っ先に出口へと向かっていく。
そして去り際には
「死の零課…お似合いだぜ神崎ナキ。」
「先輩…どんまいです」
など馬鹿にしたような言い方をし去って行った。
それを見ていた新島は
「あいつら…本当に捜査一課なのか?」
「ああ、異動してわかった。捜査一課は零課より汚ねえ連中かもしれないな。」
「お前もお前で相当なやつだな。」
新島はそう微笑みながら喋った。
「それじゃ捜査始めるか。」
「捜査一課に後悔させるほど凄い捜査をしようぜ」
「その通りだな。」
零課に許されている行為は3つ。
1つは捜査
2つは逮捕
そして最後は発砲
零課は発砲許可なども自分が下す。
それが零課にしか許されてない行為だ。
だがそれをしたくない奴らは大抵捜査一課に残りせめて捜査に参加しているだけだ。
俺たちは捜査を始めた。
よく見てみるとまだ痕跡が残っている。
足跡…
「新島、来てくれ。」
「どうした?」
「この足跡を撮ってくれ」
「あいよ。」
そう了解の言葉を出し足跡の写真を撮っていた。
しばらく現場捜査していると
「ん?なんだ?」
光るものが見えた。
半分以上土に埋まっているらしい。
俺はその土を掘り返すと埋まっていたのは
「婚約指輪…?」
「どうした、神崎。」
「見てみろよ婚約指輪だぜ。」
「あいつらそこまで見落としているのか!?」
「そうらしい。どうやらよほど汚い課のようだ。」
「困る奴らだ…」
「どうやら現場にあるのはこれだけらしい。」
「んじゃ次はどうしますかい?」
と新島は俺に尋ねる
「決まってるだろ?」
「ん?」
「この婚約指輪のもう1人の持ち主探しさ」
「…夫か!」
「その通り、行くぞ。」
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