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「そう・・・まさか、こんなところでねえ・・・縁が出来てしまうとは、まさにこのことなのねえ。」
「?」
縁てなんだろう。
今日が初対面だと思うんだが。
「烏丸さんとおっしゃるのねえ。私は、四屋敷一子と申します。それと。」
すっと、お婆さんの指が、俺の胸元を指した。
「出してくださる?それ。」
「え・・・」
「あなたをお守りくださる神様にも、ご挨拶しなくてはね。」
「!!」
神様って・・・タカさんウカさんのことか?
って、この人、俺がお守りしていることも、タカさんたちに繋がっていることも知っている?
まさか・・・・・・人間じゃない、とか?
俺は、じわじわと顔色が変わっていく自分を意識した。
続く
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