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思いとは裏腹に、顔が青ざめていくのを感じる。まるで、悪夢を見ているような気がした。生きた心地なんて全くしない。
……悪夢? 夢?
そうだ。きっとそうに決まっている!
希望的な推論はいつしかこうであってほしい、という思いにかわっていたようだった。
「夢なら……夢なら、夢ならばさっさと覚めなさいよおおおおお!」
パニックに陥(おちい)り、手あたりしだいに物を投げ始める。置かれている時計だったり、クッションだったり、ペン立てだったり、カバンだったり。
とにかく、この夢から覚めたかった。
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