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「眼鏡屋の店員に『カレシ、イケメンだから』と言われてウンウン頷いてた河南が超可愛かった」
んちゅ……。
ん……。ちゅちゅ……。
「…は?……んぁっ…何ソレ。んむっ……」
ああ、俺がイケメンと言われるのが当たり前過ぎて、記憶にも残ってなかったか。
ちゅ…っむちゅ……。
「二番目に行った眼鏡屋で……」
「んはぅふ……ちが、そのカレシは『ひー』だろ『ヒー』」
ちゅちゅ……はふ……。
「なに?ヒーヒー言わされたいのか?」
「んぁむ……ひゃべりにくい……。カレシって『He is』の『ヒー』だろ?」
ん……。いい具合に口開いてくれた。
はむ……ん。ちゅ。
「はぁ。あの含み笑いを見てそう解釈するなんて、お前……バ……えーっと、そう、ピュアだな?」
「高遠こそ、どういう発想だよ。あ……もぅ……いちゅまでぇ……?キスやめ……もう……もうぅーーーーんむ。んぁう」
舌を優しく吸い上げ、絡ませ、口内をなぞると、河南の股間がちょっとづつ快感を主張し始めてきた。
元気な男の子ってカンジでいいぞ河南!
俺も良識ってもんがあるから、さすがにこんなところでソコに手を伸ばしたりはしないけど、反応してくれたことが嬉しいのでバレない程度に足で刺激してやる。
「たかとうぅ……あう……なんれ……オレにチュゥ……ひてる……?」
「ん?ちゅ……。ちゅ……む。口説けって言うから、その前に雰囲気づくり」
「あう……バカ……たかとーのばかっ。フツー逆だろ……んぁ……もやめろ」
言われるままに唇を離す。
すると、ポーッとしたまま河南が物欲しげに俺の口を見つめて唇をムニムニ動かし続けていた。
バカ可愛いぞ、河南。
「河南……キスはじめてだろ?」
「な、なんだよその決めつけは」
河南が俺をキッと睨む。けど、どう見たって恥ずかしがってるだけにしか見えない。
「お前の初めてのキスの相手になれて嬉しいよ」
「だからなんでそんな決めつけるんだよ」
「河南の事を可愛いと言ってキスしたがる男なんて、俺しかいないはずだ」
「いや、フツー女子とだろ」
「フツーの女子と、キスした事あるのか?」
「…………」
わかりやすいな。
「俺が最初のキスの相手で、最初のカレシだ。喜べ」
「は?何勝手な事言ってんだ」
「喜べよ」
「………」
むくれたような表情で目をそらしてるけど、拒絶の言葉は出ない。
「……もうちょっとなんか……言い方あるだろ?喜べとか……上から目線。キライだ」
「そうか」
河南はドMだからと、あえて上から言ってみたんだが、お気に召さなかったようだ。
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