43人が本棚に入れています
本棚に追加
それから退院するまでの間、毎日病室から君の姿を探すようになった。
君はいつも一人で広場を歩いていた。
そして、いつも下向き加減で、その背中はとても寂しそうに見えた。
私は、君の背中を見るたびに、触れたい......そう思うようになったの。
2週間の入院生活の後、私は退院して叔母夫婦の元へと戻った。
私はそれからも、時々君のことを思い出しては、今頃何をしているんだろうって考えるようになったわ。
最初のコメントを投稿しよう!