モノローグ ーアンジュの独白ー #2

4/25
63人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
 私の貧弱な身体を綺麗だと言ってくれたルネ。  ルネに愛撫されていくうちに、私はどんどん自分が変化していくのを感じてた。  互いの鼓動を感じながら、引き合うように重ねられる唇。  愛おしさで、胸が苦しくなる。  全身に落とされるキスの雨が、擽ったさと快感を同時に齎す。  ささやかな膨らみしかないそこを手で包み込まれると、恥ずかしさでいっぱいになり、両手で顔を隠した。  本当の私が顔を出す。  「おかしいって思ってるでしょ、誘ったのは私なのにって……   本当はね、恥ずかしいし、不安だし、こわい。   でも…それを上回るぐらい、ルネが欲しくてたまらないの……   こんな気持ち初めてで……どうしていいか、分からない、の……」
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!