63人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
こんな自分、見せるつもりじゃなかったのに......
もっと大人で、いい女の自分をルネに見せて、愛して欲しかったのに......
臆病な自分はそれを拒否し、指先を震えさせる。
「これ以上、言わないで……
アンジュを本能のままに襲っちゃいそうだから……」
それは、思ってもみなかったルネの言葉だった。
ルネが私を強く、求めてくれている。
その言葉に、私は勇気付けられ、君を更に愛おしく感じたの。
「自制、しなくていい……
ルネが私を求めてくれるのが嬉しいから」
求めて欲しい。
強く、強く...求めて。
溶かされるぐらい、愛して欲しい......
最初のコメントを投稿しよう!