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服の下に隠したお守りの存在を言い当てられ。
関わってはいけない人なんだろうかとか、自分一人で対処出来るんだろうかとか、考えているうちに、かなり青くなっていたらしい。
お婆さんに、心配されてしまった。
そのまま、神社の近くの古い昔ながらの喫茶店に誘われる。
お婆さんは、チーズケーキと紅茶を、俺はコーヒーを頼んだ。
俺が警戒していると思ったのか、お婆さんは自分のことを話してくれた。
四屋敷一子さんーーーそれが、このお婆さんの名前。
四屋敷家というのは、代々女性が継いで、『在巫女』という仕事をしてきたのだとか。
神社にいなくても、その場を神社の境内と同等の領域に変え、神様にお願いして力を借り行使することが出来る。
そんな風に言われても、それで何をするのか俺にはさっぱりだったので、実感はイマイチだった。
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