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「は……はは…」
何故だか不覚にも笑ってしまった。
こんなにも怖いのに人間死ぬ間際って
笑っちまうもんなんだなぁ…
「狂人」の腕が鎌のような形状に
変化していくのを見て俺の頭の中では
この18年間の人生の走馬燈的なものや
死に際の憂いみたいなのが
まるで某動画サイトの如く
弾幕のように流れていった。
死ぬ時ってやっぱ…痛ぇのかなぁ…
親父より先に死ぬ事になるなんてなぁ…
葬式には皆参列してくれるのかなぁ…
小4の時に若気の至りで作ったポエムまだ燃やして無かったなぁ…
ベッドとタンスに隠してあるエロ本もう一回読んどけばよかったなぁ…
冷蔵庫のプリン勝手に食ったのやっぱり親父だよなぁ…
……………うん、ろくな回想してないな俺。
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