2人が本棚に入れています
本棚に追加
──……ダイスキ
親友に、裏切られた。
その本音を知りたくて、手に入れた能力。
でもね、僕の心は、自分で思っていたよりも弱かったんだ。
真実を知っても闇に染まったりしないなんて思っていたのに、僕は今まで隠されていた人間の『闇』を知って、感情のタガが外れてしまった。
親友の復讐を終えた後も、止まることができなかった。
人の思惑を操り、ドミノ倒しのように次々と人間を壊していく。
僕は、汚い人間を、壊せるだけ壊したいと望んだんだ。
そんなことを繰り返していたら僕は、いつの間にか大きな事件の黒幕的立場に立っていた。
最初のコメントを投稿しよう!