第1章 正義は何処にある?

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日常なんて、自分から大げさにしているだけだ。 何もしなければ、何も起こらない。 この世に正義なんて呼べるものが本当にあるのだろうか。 ハヤトは外を眺めて、宇宙船が地球を攻撃してくれば面白いと想像してみた。 「レッド、行きます!」 専用に開発された戦闘機に乗り、光と同じ速度に三秒で達する。 「待てよ?」 首筋を押さえて、「耐えられるだろうか?」と考えてみた。 まぁ、大体、想像の世界なのだ。 その辺は曖昧でもいい。とにかく怪獣があの建物を乗り越えて、グラウンドに現れる。 そこから、正義の味方は登場するのだ。
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